八ヶ岳森林文化の会 事業報告 2018.1.21

H29年度 事業計画・報告

事業報告

2018.1.21

冬の研修会

~楽しく学ぼう!身近な樹木の生き方戦略~    [森林観察学習部会]


日程: 1月21日(日)
場所: ゆいわーく茅野 101、102会議室
参加者: 38名(うちスタッフ2名)

 10月に行った渡辺一夫先生による市民の森樹木観察会の座学版「楽しく学ぼう!身近な樹木の生き方戦略」を実施しました。

樹木の種子散布方法のさまざま
散布方法の違いや種子散布の必要性及びその速度

風散布型…アカマツ、シラカバなど

被食(鳥)散布型…ズミ、ハイマツなど

貯食(動物)散布型…ドングリ、クルミなど

樹木の生き残り戦略と種の多様性

攪乱依存戦略
・森林破壊による空き地…シラカバ、アカマツなど
・土石流の堆積地…サワグルミ、ドロノキなど

環境(ストレス)耐性戦略
・寒さに耐える…シラビソ、コメツガなど
・土砂の移動に耐える…フサザクラ、イヌブナなど
・乾燥・貧栄養に耐える…ツガ、ヒノキ、アカマツなど
・雪に耐える…ブナ、ハイマツなど
・塩分に耐える…ウバメガシ、トベラなど

競争戦略(森の中の競争に打ち勝つ)
・日陰で生き残る…スダジイ、タブノキ、ブナなど
・個体の寿命が長い
・動物による被食
・貯食散布されるもの

 それぞれの樹種が長い歴史の中で獲得してきた生き方について、いろいろな例を用い楽しく教えてくださいました。
 質問に答えていただきながらの講義だったので、身近な樹木の生き方がより理解しやすかったと思います。
 会員以外の方も大勢参加されていたので、活動の制限される冬期における新たな事業展開も期待できるのではないかと感じました。
 懇親会でのお汁粉提供はリスクを伴い大変ではありますが、今後も継続できたらと思います。
 なお、講義内容については5月に発行する会誌「緑の防人」に掲載します。

トピック

研修風景 講師 渡辺一夫氏 お汁粉・お茶コーナー

研修風景

講師 渡辺一夫氏

お汁粉・お茶コーナー


私たちは、このような活動を通じて人と森林との新たな関係を作り出し、豊かな森林を次世代にバトンタッチしたいと願っています。